最近抖音/TikTokで人気に火が付いた中国の新たな网红/インフルエンサー。今、中国で最もバズっている人物のひとりであろう四川省・康巴藏区(英文名称Kham Tibetan areas)に住む“丁真/ding1 zhen1”という名のカンパ人の彼。

興味のある方は[丁真怎么火的]などで検索してみるといいだろう。
さて、“彼”と直接の関係があるわけでないがこのニュースは私にチベット映画の先駆者とも謳われる“ペマ・ツェテン”氏の著書「ティメー・クンデンを探して」という作品を思い起こさせたのである。おそらく断片的な共通ワードがそうさせたのであろう。実は私自身も過去にチベットに二度ほど行ったことがあり、いわゆる“バックパッカー”だったのである。中国語では“背包客/bei1 bao1 ke4”または“穷游/qiong2 you2”と訳されることが多い。物語のあらすじはこうだ。
“ある映画を撮影するためにカメラマンたちと共に役者を探しに旅に出る”
幾分以前のことなので不明瞭だが私が氏の著書を購入したのは確か東京都内で開かれた同氏の映画の上映会の際だったと記憶している。その場には同著の翻訳を務めた「東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所」の星泉氏もおり作品の解説や上映後には質疑応答を行っていたように思う。その星泉氏が編集長を務める「SERNYA/セルニャ」という刊行物がある。送料を自己負担すれば送付してくれるのだが、これが素晴らしい!私自身も一号から三号まで手元にあるのだが読み応え十分で内容も非常に富んでいる。個人的には“VICE Magazine”に並ぶ「なぜ、お金をとらない?」刊行物の一つだ。そんな中、久しぶりに“セルニャ”に関しての情報をチェックしてみるとなんと6号の配布を開始している。
折を見て4号から6号まで申し込もうと思う。
コメントを残す